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2022年 5月 7日 模試の振り返り(文系編)

こんにちは!担任助手の鈴木登羽です。

みなさん4月の共通テスト模試の復習は終わったでしょうか。

模試は本番と同様の心持ちで挑んで欲しいものではありますが、それでもあくまで模試です。

本番に向けて自分の立ち位置を把握すること、苦手な科目を洗い出すこと、時間の配分を試行錯誤すること、解き方のコツを掴んでいくこと。

それぞれが目的を持って挑んでいると思います。そしてそんな模試に意味を持たせるのが復習です。復習の仕方に迷う部分はあるかもしれませんので、一つの方法として参考にしてもらえると嬉しいです。

まずは模試全般に言えることですが、解いた時の感触が残っているうちに解きなおしましょう。ぼんやりと復習をしても分析自体も曖昧になって意味が半減してしまいます。また、模試で見つけた弱点を普段の勉強に生かしていくという意味でも早めの方が効果が現れやすいと思います。

僕は英語、国語、社会科目の復習方法について紹介していこうと思います。

 

まずは英語です。共通テストの英語に関しては多くの人が、

『時間が足りなかった』『わからない単語があってできなかった』

という反省をするのではないかと思います。ただ、本当にそれだけが原因でしょうか。

時間が足りなかった人は後から時間をかけて解けるのか確かめてみてください。それで、ある程度解けそうなのであれば精度を伴って早く読む練習をすればいいと思います。時間がかかる大問、苦手な大問があるのであれば、そこだけ練習する、あるいは解く順番を変えるなどの練習をしてみるといいかもしれません。

単語がわからなかった人は単語を調べながら読めば解けたのかを確認してみてください。解けるのであれば、単語の勉強をしっかりやりましょう。逆にその課題を改善できれば点数が安定すると思うので自信を持っていいと思います! 

読み取る部分で課題が見つかった人は、答えだけを知った状態でもう一度根拠となるところを探してみてください。解説をみてしまうと今回の模試限りの効果になってしまいます。自分で探すことで共通テストの英語の解き方を養っていけるといいかもしれません。

 

続いて国語です。国語に関してはまず、漢字や古文単語、漢文の句法などの間違いについてはこの模試をきっかけに覚えてしまいましょう。国語は一問あたりの配点が大きい上、選択肢の吟味も難しくて安定しにくいという人も多いと思います。取れるところをしっかりとるために、特に古文単語や文法、漢文の句法が甘かったと感じた人は基礎をもう一度復習しましょう。それ以外の読解の問題や内容一致問題については答えを知った状態でも良いので、英語と同様に解説をみずに、答えではない選択肢が答えにならない理由を探ってみましょう。その過程の中で自分がなぜその選択肢を選んだのかの分析まで出来ると次回以降に活かせるかもしれません。

国語については選択肢を見ない状態で解答をある程度想定するようにすると、ややこしい選択肢に騙されにくくなる上に、記述型の問題に向けた良い練習になると思います。試験中に余裕がないときは改めて解きなおしとして実践してみると良いかもしれません。

 

社会科目についてはどうしても知識が足りないという部分があるかと思います。ただそれに関しては、間違えたという出来事と結びついた記憶となるので定着しやすいです。ここでしっかり覚え切ってしまいましょう。また、知識が抜け落ちている箇所に関しては周辺の知識も抜け落ちている可能性が高いので点検をしていくと良いかもしれません。当然のことながら模試ででた問題がそのまま入試で出ることは滅多にないと思います。ただ、自分が弱点となりうる分野の分析に繋げられると思うので軽んじないようにしてください。

また、社会科目は資料を読み取る問題も出てくると思います。慣れていくことは大切なので、自分で一度しっかりと考えてみて解説の考えも参考にしてみましょう。資料問題は迷った時には自分が使っていない情報がないかもう一度確かめてみると良いかもしれません。

 

それぞれが成長した点や課題を見つけられたと思うので、日頃の勉強の仕方から見直していきましょう!もし具体的に困った部分があるなら、担任助手に積極的に聞いてくださいね。